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購買管理システムのシェアを比較|自社に合う製品の選び方も解説

  • 購買のイロハ

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購買管理システムを比較するとき、実際にどの製品が多く使われているのかは気になるところです。そこで本記事では、調査結果をもとに購買管理システムのシェアランキングと上位製品の特徴を紹介します。あわせて、シェア以外に確認しておきたい選び方のポイントや、導入事例も解説しています。

自社に合った購買管理システムを探している方は、参考にしてみてください。

購買管理システムとは|購買業務をシステム上で完結させる仕組み

購買管理システムとは、見積依頼から発注・承認・検収・支払いまでの購買業務を一元管理するシステムです。

紙の依頼書やExcel、メールでやり取りしていた工程を、システム上に集約できます。製品によっては電子カタログから商品を選んで発注できるため、品番や価格の入力ミスを防ぎながら手配できます。承認ルートは金額や品目に応じて設定できる製品も多く、決められた手続きを経た発注だけが確定する運用が可能です。承認を経ない発注や検収漏れを防げるため、内部統制の強化にもつながるでしょう。

購買データが蓄積されるため、どの品目にいくら支出しているかを分析することで、コスト削減にも活かせます。
購買管理システムの具体的な機能や選定基準について知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

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購買管理システムとは?便利な機能や導入メリットを解説

購買管理システムの機能やメリット、システムの選び方をご紹介。

【調査結果】購買管理システムのシェアランキング

ITトレンドがユーザーレビュー198件を集計した調査(2025年7月時点)によると、購買管理システムのシェアは以下のとおりです。

順位 製品名 シェア率 種類 費用 適した企業規模 特徴
1位 アスクル
(旧:ソロエルアリーナ)
29% 間接材特化型 無料 中堅〜大企業
  • アスクル法人向けサービスに購買管理機能とボリュームディスカウントを付加した一括購買システム
  • 2026年6月にソロエルアリーナからアスクルへサービス名称とWebサイトが統合され、現在は同一サイト上で利用可能
2位 べんりねっと 19% 間接材特化型 要見積
(無料プランあり)
100名以上
  • 大手ECサイトから地場の取引先まで2,500社以上のサプライヤと連携実績があり、間接材購買全般の一元管理が可能
  • 29年培った購買管理ノウハウをもとに最適な運用を提案し、徹底伴走
  • 会計システムや基幹システムとの連携実績が豊富で、購買データを経理処理に活用可能
3位 SOLOEL 14% 間接材特化型 導入費用30万円〜
/月額70万円〜
大企業
  • アスクルの子会社が提供するSaaS型の購買プラットフォーム
  • Webカタログサイトをもつ大手サプライヤ34社との接続実績があり、横断検索で価格を比較可能
  • 多彩なマスタと承認ワークフローの設定により、自社のニーズにあわせたコンプライアンス強化を支援

ランキング上位はいずれもオフィス用品や消耗品といった間接材の調達に特化した購買管理システムです。同じ購買管理システムでも、対象とする品目によって利用状況に違いがあることがわかります。

出典:ITトレンド|【2026年版】購買管理システム23選を比較!機能や費用、選び方も解説

シェアだけではなく、自社への適合性もあわせて確認することが大切

シェアの高さは、多くの企業に選ばれてきた実績を示す指標ですが、そのまま自社への適合性を意味するわけではありません。
たとえば、ITトレンドの調査で上位に並んだ購買管理システムは、いずれも間接材の調達に特化した製品です。こうした製品は、オフィス用品や消耗品の購買を効率化したい企業に適しています。

一方で、原材料や部品といった直接材まで含めて管理したい場合は、汎用型のSAP Aribaや楽々ProcurementIIなどが候補となるでしょう。製造や建設といった業界特有の商習慣に対応するなら、業種特化型のLinDo購買やRFQクラウドといった選択肢もあります。

つまり、レビュー数をもとにしたシェアには、直接材や業種特有の購買を扱う製品が上位に表れにくいのが実情です。上位の製品だけで検討を進めると、自社に本当に必要な製品が候補から外れてしまいます。シェアはあくまで参考にとどめ、自社が何を購入し、どこに課題を抱えているのかを整理したうえで選ぶことが大切です。

シェア以外に確認したい購買管理システムの選び方

シェアの数値だけでは、自社に合う製品かどうか判断できません。ここでは、比較を進めるうえで確認しておきたい4つのポイントを解説します。

  • 自社の課題に合う種類はどれか
  • 自社が扱う品目に対応しているか
  • 同じ規模・業種での導入実績があるか
  • 導入後の運用までサポートがあるか

選定基準を明確にしておくことで、導入後に「思っていたものと違った」と気づくリスクを減らせます。自社に合ったシステムの選び方をさらに詳しく知りたい方は、以下の資料も参考にしてみてください。

How to Success 購買管理資料の表紙

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How to Success 購買管理

購買管理に必要な基礎知識から実践手順まで詳しく解説。

自社の課題に合う種類はどれか

購買管理システムは、扱う品目や対象とする業種によって大きく3つのタイプに分かれます。

タイプ 対象とする品目 向いている企業
間接材特化型 オフィス用品・消耗品・工具・備品などの間接材 事務用品や現場の消耗品の購買を効率化したい企業
汎用型 直接材・間接材の両方 全社の購買を統合し、サプライチェーン全体を管理したい企業
業種特化型 業界特有の資材・サービス 特定の業界特有の購買フローをもつ企業

自社がどの品目に課題を抱えているかによって、比較すべき購買管理システムの種類が変わります。

間接材特化型は扱う範囲が限られるため、比較的導入しやすい傾向があります。
汎用型は対応範囲が広く、既存システムとの連携状況によっては導入や運用に相応の準備が必要になることもあるでしょう。汎用型は対応範囲が広い一方、導入や運用にかかる負担も大きくなります。
業種特化型は、その業界の商習慣に沿った機能を備えているぶん、対象となる企業が限られます。

原材料や部品の調達に課題があるのか、事務用品や現場の消耗品に課題があるのかを整理してから比較を進めましょう。

自社が扱う品目に対応しているか

自社が日常的に購入している品目を、検討中のシステムで発注できるかどうかを確認しましょう。

カタログに未掲載の品目は結局これまでの取引先へ個別に発注することになり、購買データもシステムの外に残ります。現場が「欲しいものがない」と感じると、利用率は伸び悩み、一元管理も進みにくくなります。見るべきは、取り扱い商品数の多さだけでなく、自社が購入している品目が含まれているかどうかです。

工場で使う工具や専門品、拠点ごとに異なる資材まで扱えるかは、システムによって差が出やすい部分といえます。既存の取引先をそのままシステムに登録できるかどうかも、あわせて見ておきたいポイントです。

同じ規模・業種での導入実績があるか

シェアの高さは全体の傾向にすぎず、自社と近い企業で使われているかどうかは別の話です。

従業員数や拠点数が違えば、必要な承認の仕組みも運用体制も変わります。大企業向けの製品は中小企業にとって機能が過剰になり、逆に小規模向けの製品は複数拠点の運用に対応できないこともあるでしょう。

業種によって購入する品目や発注の流れが異なるため、同じ業界での導入実績があるかも判断材料になります。

導入後の運用までサポートがあるか

購買管理システムは導入して終わりではなく、現場に定着してはじめて効果が出ます。導入時の初期設定やマスタ登録に加え、運用が始まったあとの問い合わせ対応まで含めて確認しておきましょう。

社内に専任の担当者を置けない企業ほど、サポート体制の差が購買管理システムの定着率に影響します。運用が軌道に乗ったあとに、購買データをもとにした改善提案を受けられるかどうかも違いが出る部分です。問い合わせの窓口や対応時間、追加費用の有無まで把握しておくと、導入後の想定外を防げます。

複数の製品で迷う場合は、機能の差だけでなく、運用をサポートする体制が整っているかで比較することをおすすめします。

調査でシェア2位|間接材の購買管理システム「べんりねっと」

先ほどの調査でシェア2位に入った「べんりねっと」は、コクヨグループの株式会社カウネットが提供する購買管理システムです。間接材の購買に特化しており、1997年のサービス開始以来、5,700社以上の導入実績があります。

大手ECサイトから地場の取引先まで計2,500社以上の連携実績あり、オフィス用品や消耗品はもちろん、工場で使う工具や機械部品、産業安全衛生用品まで、幅広い品目をひとつの仕組みで購入可能です。クラウド型のため自社でシステムを構築する必要がなく、導入や運用にかかる負担を抑えられます。べんりねっとの主な特徴は以下のとおりです。

  • 内部・外部カタログの組み合わせで幅広い間接材に対応
  • 会計システムや基幹システムとの連携実績が豊富
  • 導入時だけで終わらない運用後まで続くサポート体制

システム導入時はもちろん、サプライヤのソーシングや請求支払の運用構築など、導入後の安定稼動やさらなる業務効率化まで継続的にサポートします。べんりねっとで解決できる課題や購入の流れについて知りたい方は、以下の資料もお役立てください。

べんりねっとサービス紹介資料の表紙

✓ お役立ち資料を無料ダウンロード

べんりねっとサービス紹介資料

できること、解決できる課題、導入事例などを一冊にまとめました。

内部・外部カタログの組み合わせで幅広い間接材に対応

べんりねっとには、外部カタログ連携と内部カタログ登録という機能があります。

機能 対象となる取引先 主な内容
外部カタログ連携 通販サイトを運営する大手サプライヤなど 各社の掲載商品をシステム上で検索・発注でき、消耗品を幅広く調達できる
内部カタログ登録 ECサイトをもたない地場の取引先など 取り扱い商品を自社専用カタログとして登録し、同一画面から発注できる

そのため、工場の近くにある資材店や、拠点が長年利用してきた業者からの購入も、これまでの関係を維持したまま同じ画面で扱えます。どちらか一方だけでは、システムで購入できない品目が残り、その分の発注記録は仕組みの外に出てしまうでしょう。2つのカタログを併用することで、オフィス用品から現場で使う工具、各種専門品まで幅広くカバーできます。

複数のサイトに掲載された類似商品を一度に比べられる「サイト間一括検索」もあり、価格を確認しながら選べます。

会計システムや基幹システムとの連携実績が豊富

購買データは、経理処理や支払業務とも連携可能です。システム同士が連携していなければ、発注データを会計システムへ手作業で入力する工程が残ってしまいます。
べんりねっとは、SaaS型ワークフローやSAP・OracleなどのERP、独自の基幹システムとの連携実績が豊富で、APIにも対応しています。既存システムとの連携によって、現在の仕組みを活かしながら購買部分のシステム化を検討できる点も強みです。
会計システムとの連携によって購買データを活用できれば、手作業による二重入力を減らし、月次決算の締め作業も効率化しやすくなります。

導入時だけで終わらない運用後まで続くサポート体制

べんりねっとでは、システムの導入時はもちろん、運用が始まったあとも継続的な支援を受けられます。
サプライヤのソーシングや請求支払の運用構築など、購買の仕組みづくり全体が対象です。安定稼動やさらなる業務効率化に向けた提案を受けられるほか、専用のヘルプデスクも用意しています。1997年のサービス開始から積み重ねてきた運用の知見をもとに、各社の状況に合った進め方を提案可能です。
社内にシステムや購買の専門知識をもつ担当者がいなくても、相談しながら運用を整えられます。

「べんりねっと」でグループ全体の発注工数を約50%削減した事例

食品製造業のカルビー株式会社は、間接材の購買に「べんりねっと」を導入し、グループ全体で発注工数を約50%削減しています。

導入前は仕入先ごとに3〜4種類のシステムを使い分けており、旧システムでは紙の購入依頼書に手書きで起票していました。間接材のマスタ登録方法も統一されておらず、購買実績を分析しにくい状況だったといいます。
導入後は購買部門があらかじめ交渉した単価を登録しているため、相見積を取らずに発注できる運用へ切り替わりました。さらに、発注履歴データの分析にもとづくコスト削減提案を、毎月すべての発注者へ配信する仕組みも整えられました。

その結果、発注者の約6割が10%以上のコスト削減を実感しています。グループ全体で同じ仕組みを使うことで、一件ごとの改善が全社規模の成果につながった事例です。本事例については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

「カルビー株式会社 」様の事例の表紙

✓ 導入事例をチェック

「カルビー株式会社」様の事例

グループ全体で発注工数を50%削減。利用者の6割はコスト削減も実感。

購買管理システムに関するよくある質問

購買管理システムに関するよくある質問と回答を以下にまとめました。

  • おすすめの購買管理システムは何ですか
  • 購買管理の5原則とは何ですか

基本的な考え方を押さえておくと、自社に必要な機能も明確になります。

おすすめの購買管理システムは何ですか

自社が扱う品目や購買の課題によって、適した製品は異なります。間接材の購買を効率化したい場合は間接材特化型、直接材まで含めて統合管理したい場合は汎用型が候補になるでしょう。製品ごとの詳しい比較は、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。

比較5選の表紙

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【2026年】購買管理システムおすすめ比較5選

おすすめの購買管理システム5選を種類ごとに比較して紹介。

購買管理の5原則とは何ですか

購買管理の5原則とは、購買業務を進めるうえで押さえておくべき以下の5つの基準です。

  • 適正な取引先の選定
  • 適正な品質の確保
  • 適切な数量の決定・確保
  • 適切な納期の決定・遵守
  • 適正な価格の決定

購買管理システムを導入すると、承認の基準や取引先の情報を仕組みとして管理できるため、5原則に沿った購買管理を進めやすくなります。購買管理の5原則について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

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購買管理の5原則とは?確実に実施させるための準備・ポイント

購買管理の5原則について紹介するとともに、購買管理を実施するうえで大事なポイントを紹介。

シェアを参考に自社に合った購買管理システムを選ぼう

購買管理システムのシェアは、多くの企業に選ばれてきた実績を示す指標として、製品選びの参考になります。一方で、レビュー数をもとにしたシェアには直接材や業種特有の購買を扱う製品が表れにくく、順位だけで判断すると候補が偏ってしまいます。そのため、自社が扱う品目への対応や、同じ規模・業種での導入実績、導入後のサポート体制もあわせて確認することが大切です。

とくにオフィス用品や消耗品といった間接材の購買に課題がある場合は、間接材特化型が有力な候補になるでしょう。まずは自社が何を購入し、どこに課題を抱えているのかを整理したうえで、シェアを判断材料のひとつとしてシステムを比較してみてください。



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